【ヨガ哲学の名言】瞑想&マインドフルネスの効果は科学的に証明!

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スティーブ・ジョブスに近づけるかも!

「私たちの心配の90%は創造であり、まったく起こらない。無私は神だ。」

ヴィヴェーカーナンダ

「とにかく座りなさい。」

それはヨガインストラクターコースで先生に言われた言葉。「瞑想」というと自分の中であまりにも宗教的で抵抗があった。いや、もっと言うと無駄だと思っていた。だって座るだけで何もしないんでしょ?こんなに情報化社会で競争社会で、何もしないなんて競争から取り残される、もったいない。社会人には時間がないのだ。だったら、ネット通販したり、検索したり、動画をチェックしたり、テレビを見たりとやりたいことはたくさんある。

しかし、今思えば、先生は瞑想ができないテツコの心の弱さを見抜いてくれて言ってくれたのだと思う。テツコは元々緊張しやすい性格で、人前で話す時、心臓のドクドクという音が聞こえてしまうのではないかというくらい緊張してしまうことがある。そんなテツコに先生が気迫のある、強い口調で「とにかくやってみないとわからない。」と言ってくれたのだ。

小さい頃からよく言われたな~。「だまされたと思って食べてみなさい。」って。「おいしいのに。」と様々なものを食べさせられた。「食わず嫌いで初めから決めつけたらもったいない、ただただ実行してみてから考えても遅くない」という意味なんだ。

大人になると、自分のスタイルが確立され、人の意見を聞き入れることが難しくなる。それでも先生の言葉は大人になってからまっすぐテツコに言ってくれたありがたい言葉として心に響き、食わず嫌いをせずに瞑想を行ってみよう。そんな気持ちになった。親からのしつけの言葉がなくなった今、誰かが自分に伝えてくれる言葉のありがたさは身に染みて分かる。

瞑想は今やマインドフルネスとも言われ、世界的ブームになっている。「企業ではグーグルがマインドフルネス瞑想のプログラムを開発して社員研修として展開していることで有名ですが、オンラインMBA.Comでも、アップル、ナイキ、ヤフーなどのグローバルカンパニーが瞑想を取り入れていると発表しています。」、「ビジネス界でも、スティーブジョブス、ビルゲイツ、稲盛和夫氏。政界ではビルクリントン、ヒラリークリントン、あるゴア。スポーツ界ではイチロー選手や長谷部誠選手などが瞑想を実践していると名言しています。」(世界のエリートはなぜ瞑想をするのかより。)

蒼々たる方々が瞑想を実践している、宗教色どころか、メジャーなものになりつつある。私なんかより忙しい彼らが瞑想のために時間を割くことを厭わないのである。では、瞑想にはどのような効果があるのだろうか。

『ヴィンセント・ジャンパパ医学博士によると、深い瞑想を定期的に行っている人は、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」を劇的に低下させます。そればかりか、病気を防ぎ、生理的年齢を決定づける若返りホルモンである「DHEA」と、強力な抗酸化物質でもあり、鎮静作用や抗がん作用、免疫機能を向上させ、質の良い睡眠をもたらすホルモンである「メラトニン」が上昇するという結果が出ました。実験の結果、「コルチゾール」は平均47%低下し、若返りホルモン「DHEA」は平均44%上昇、最も高い数値では90%上昇。メラトニンについてはさらに劇的で、平均98%上昇という驚きの結果に、300%まで上昇した実験参加者も多くいたと言います。』(世界のエリートはなぜ瞑想をするのかより。)現代では科学的根拠としても瞑想の効果が明確に示されているのである。

パラマハンサ・ヨガナンダは瞑想には引き寄せる力があるという素敵なことを教えてくれる。「人は磁力を働かせることを学ぶべきです。すべての人は磁力をもっていて、そのパワーによって正しい夫、正しい妻、正しいビジネスなど、そうしたものを引き寄せています。瞑想は実験室なのです。神と神の磁力が、あなたと共にあるのを知ることができる空間なのです。どこにいようが、やさしさを惜しむことなく与えてください。心を神で道溢れさせ、あなたの両脚を神でみなぎらせ、あなたの両目が神で満ち溢れるようにさせてください。」

瞑想の魅力は尽きない。テツコもついに毎日実践し始めた。もちろん、5分の日もあれば30分の日もある。驚くことに、緊張しやすい性格が改善しつつあるのである。瞑想していると、不思議と「大丈夫、私は強い。良い習慣を続けることができるのだから。」という気持ちが湧き出て来る。ヨガもそう。ヨガを毎日取り組めると、「自分は強い」と思える。

ラーマーヤナで「瞑想をしているとこんな力も湧いてくるのです。」とシータが語る場面のように。現代人の日々は毎日せわしない。ニュース、情報氾濫、携帯電話、実に慌ただしい。そんな日常に少しの時間でも「無」とは言わないでも、心を静める時間を作ることは間違いなく人生を変えるのだ。

テツコにとって「瞑想とは不安に負けない心を作る1つの方法」である。そもそも人が想像する不安のうち、ほとんどのことは起こらないという。ヴィヴェーカーナンダは「私たちの心配の90%は創造であり、まったく起こらない。無私は神だ。」と言っている。

それでも、不安が私たちの行動を支配する。制限する。不安なお母さんの子育てには不安を感じる子供が育ってしまうという。不安は伝染する。戦争でさえ、国民の不安を煽れば起こってしまうのだから。戦争時のプロパガンダを浮かべてみれば明らかなこと。

「自分の家族が殺されたら?」、「自分の家が破壊されたら?」なんていう不安が人々に「戦争の意志」を決定づける。国民を戦争協力させるための権力者たちの手法が、何度も不安感を煽るプロパガンダである。瞑想は不安には負けない!

みんなで瞑想しよう。精神的な強さを培おう。

「他を思うことなく専心にわたしを拝み わたしの姿を瞑想している人々に対して わたしは彼らに必要なものすべてを与え 持っているものを失わぬように保護する」

や~、保護してくれるなんて、うれしい!こないだ、おみくじにもこんなことが書いてあった。「神頼み」で都合の良い時だけではなく、日頃から瞑想している人の方が神様も知っていて気付きやすいから救いやすいみたいなこと。お百度参りとかもそういうことなんだよね。

都合の良い時ばっかり、こちらが求めている時ばっかり、自分勝手じゃダメなんだよな~なんて思うテツコでした。うれしいことに、瞑想で神を感じれば、神様たちが保護してくれるかも~。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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