人生きっと良いことはある！伏線回収は映画やドラマではなく、人生で。
「善果であれ悪果であれ、人は自らの行為の報いを得る。自分の行為の報いをすぐには受け取らないことも、時にはあります。いくらか時間がかかるのです。けれども、報いは必ず付いてまわります。」
サイババ
テツコには公務員時代がある。テツコが若い頃からずーっと世の中不景気で、公務員を志望していた時は人気絶頂、倍率も高かった。今は公務員もそこまで人気ではないみたいだけどね。YouTuberやWebデザイナーなど、職業選択も様変わりしたよね。
はい、話を戻すね。公務員試験合格のために猛勉強をした。合格して「これで安定を手に入れた！食いっぱぐれはない！」なんて思ったりもしたなぁ。あの時はちゃんと生活することの重みみたいなものは全く理解しておらず・・・ただ、努力した成果の合格を手に入れたって思ってた。
働いてしばらくたったころに、同僚に「うちの息子が公務員になりたいらしい。最近の試験は分かんないから、どんな勉強をしたらよいのか、教えてもらっても良い？」と相談を受けた。こうしてなぜだか使命感を感じた私は「どんな勉強をしたか、面接でどんなことを聞かれたのか」について詳しい合格ノート作りを始めたのだった。
勉強用ノートを含めてノート３冊くらいになった。それを渡して、自己満足で「エライぞ。」って思っていた。それから息子さんの合格を聞き、とってもうれしかった。あまり人に喜ばれるようなことをしたことがなかったから。なぜあの時やる気が出たのかはよく分からないけれど、なぜかスイッチが入った。
しばらく経った頃、出張先で突然、若い好青年に話しかけられた。「アドバイスありがとうございました。」と言われた。彼は見事合格し、立派に働いていたのだ。まさに、「情けは人の為ならず」って言葉が浮かんだ。人の人生の手助けができるって素敵なことだ。少しでも人生のお手伝いをさせてくれてありがとう。
ここに、人生のヒントがある。人生にはものすごーいタイムラグがあるということ。私が彼のために合格ノート作りに精を出してから３年以上も経っていた。過去にそんなことをしてたってこと、すっかり忘れていた。人生ってそういうものだ。善行は決して特効薬ではない。お礼を言われただけだけれど、自分をなんだか誇らしく思えたんだ。
そうそう、こんな例もある。とある友人の話。彼女には好きな人がいて、ついに告白した。すると、信じられない返答。「君のことは絶対に好きにならない。」マジか！そんなに、はっきり断れるってすごいなと脱帽。そんな風に断ったことないや。それくらいはっきり言った方が良いのか？お世辞くらいが良いのか？社交辞令が良いのか？ムムムだ。
みなさんはどう思われますか？傷つけたくはないけれど、はっきり伝えた方が優しさなのか。断り方って難しい。また、テツコ脱線！いつもすみません。彼女は「ショックだったけれど、きちんと気持ちを伝えられたことは良かった」と言っていた。
ところが２か月後、彼女から連絡があって、今はその彼とつきあっているというのだ。まさか！あれほど、絶対！なんて言っておきながら。まさか、まさか！うーん、人の心って分からないものだ。でも、頑張ったことがタイムラグで幸福が返ってきた素敵な例である。
彼女はこう教えてくれた。「人生なんてよく分からないけれど、色々なことが起こるもんだよ。」って。経験者が言うと、深いよねー。その言葉はなんだか、心に染みた。そうそう、なぜか、誰かに告白すると、半年後くらいに違う数人に告白されたりする、あれって不思議だよねー。どっかから、変化球が飛んでくるみたいに。
サイババは言う。
「善果であれ悪果であれ、人は自らの行為の報いを得る。自分の行為の報いをすぐには受け取らないことも、時にはあります。いくらか時間がかかるのです。けれども、報いは必ず付いてまわります。」
その通り、時間がかかるということ。決してあせってはならない。すぐに結果が欲しくて善行を実践するのでは、逆にストレスが溜まってしまう。「あれだけやったのに。」「あんなに頑張ったのに。」と悲観せずに結果は期待しすぎずに、がポイントである。努力なんてなんのその、ってくらい、努力してる意識を忘れるくらい、習慣化し継続してるくらいはちょうど良い。
結果が出なくて苦しんでいる人へ
すぐに結果が欲しくてあせってしまう人、もしくは今結果が出なくて苦しんでいる人へ
あなたの努力はいつしか報われる時が来る。人生には、タイムラグがある。今のあなたの言動が伏線のようにつながる瞬間もあるに違いない。今頑張っていることは、確実に、何かの幸せの瞬間につながっている。ただし、これをやったからここにつながるというような直線ではないことはお忘れなくです。
そんなには残念ながら、うまくはいかないんだよねー、テツコもそこが人生ってつらいなぁと思うけど、でも、星座ではなく、無数の星のような、天の川のようなイメージで、自分が望む何かでなくても、幸福な何かとは確実につながっている。
人生は絶対に思い通りにいかないし、つらいことも多いけれど、「結果が出ない！」と心が腐ったり、心をカツカツさせたりして、日々過ごすのではなく、「いつかは報われる」という気持ちで善行を積んだ方が人生も楽しい。今ではなくても、必ずやってくる幸せの瞬間に希望を見出してみよう！
パラマハンサ・ヨガナンダも
「類まれな才能は、ゆるぎない目的意識や、たゆまない努力ほどには必要なものではありません。」と語っている。
いつかは報われるかもしれないし、報われるかもしれないくらいの気持ちで、淡々と見返りも期待せずに努力を続けていくのが生き方上手なのかもしれない。努力も時に「無理しすぎてない？」と自分の心に聞きながら、「今日は頑張った」って思える日々を少しづつゆっくり積み重ねていこう。
人生の達人はこのタイムラグについてよく知っているから決してあせらない。見返りや期待に囚われずに前向きに着実に努力をしながら人生を歩んでいく。不透明な未来を空想するでなく、今をたくましく生きて行こう。
アイアンガーは言う。
「漠然とした未来に生きるなかれ。実在する今を生きよ。」
アイアンガー先生のこの言葉はテツコの御守りになるなって思っています。未来を考えて不安になることが多いからかな。実在する今を生きよう！そうただただ、今に集中がシンプルで潔い！それでも何年か後、何十年か後にあなたのもとに変化球で何かが返ってくるかもしれない。そう思うと、ワクワクする。
日々を頑張るあなたを神様だけはちゃんと知っている。（神様はいないと思っていも、宇宙の大いなる何かが見てるのかも！宇宙人かな（笑）
