【ヨガ哲学の名言】あなたは一人ヨガ派?みんなでヨガ派?

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スタジオのヨガは集中力100%!50人集まったら50倍、100人集まったら100倍になる!

「純粋な想いを持った人々と交わることが大切である。」

スワミ・シヴァナンンダ

最近の悩み、それはお気に入りのヨガスタジオのスケジュールとライフスタイルが合わなくなっていること。テツコは今、常温ヨガ派なのですが、ホットヨガはこれからの秋冬は最高に気持ち良い!冷えた身体が最大限ぽかぽか。

テツコは夜型なので夜のヨガクラスが増えるとありがたいけれど、そりゃ、スタジオだって、インストラクターさんたちだって、きっと朝派が多いはずだもんね。

ただし、元々、ヨガは1人でするものだという。スワミ・シヴァナンダは

「人との交わりから15の欠点が生じる。修行中は修行の期間中、1人でいた方がよい。15の欠点とは、誤解、反感、立腹、好き嫌い、嫉妬、搾取、執着、人の苦しみに同調する、あらさがし、神と関係ないことを話す、無駄話の癖、心が外に向く、雑多な考えと印象、奴隷根性と弱い意志、軽蔑である。慈愛は控えめに末長く。」と言っている。

しかし、正直一人ヨガって忍耐が必要である。そりゃ、普段できないアーサナを家で練習するのは楽しい。ひどい転び方しても大丈夫だし、誰にも見られていないから思いっきりヨガを追求できるし、何より恥ずかしさは全くない。アーサナができない自分に落ち込むことはないし、一人で頑張っている自分も心地よい。

しかし、一人ヨガって、時には残酷なまでに、しんどい時があるんだ。メンタルタフネスが必要。仕事で疲れた日、スタジオならヨガができる。でも、家だとバタンキュー、寝ちゃう。すなわち、ヨガスタジオは、忙しい現代のヨギーにとっては極めて重要な場所なんだ。こんな言葉がある。「サットサンガ」

スワミ・シヴァナンダはこんな風に説明する。

「純粋な思いを持った人々と交わることが大切である。これをサット・サンガと呼ぶ。」と。

ヨガスタジオって不思議。誰も怒鳴っている人がいない、怒っている人もいない。元々、声が大きい人が苦手なせいか、大声センサー高めのテツコが、ヨガスタジオに行くと心から安心するし、静けさから心が満たされる。敵なんてどこにもいない汚れのない世界観。カフェのコーヒー1杯みたいに、缶コーヒーのCMみたいに、心からほーっとする。

特に、ヨガインストラクター養成コースでは、ヨガを愛する人たち、ヨガに究極の価値を見出し高額のお金を支払う人たち、養成講座の先の夢を見ている人たち、ヨガを学ぶ一生懸命な人たち、全員がヨガラブ♡で、間違いなく、サットサンガだった。

さて、修行としての一人の瞑想、一人のヨーガは、極めて気高く、高尚で、尊いものだ。それは揺るぎないこと。聖者たちも一人の時間の尊さを語っている。

パラマハンサ・ヨガナンダは

「もし幸福になりたいなら、1人で生きることを学ばなければなりません。」と言うのだ。

テツコみたいに一人の時間も長すぎると、どうかと思うが(笑)それでも、大多数の人たちとの触れ合いはかけがえのないものであるはずだ。果たして、たった1人の修行に価値を見いだすべきか、大多数とのサットサンガに重きを置くべきか。

佐保田先生はこんな風に説明する。

『サットとはお互いのなかに「神性」を持っていて、それを実現するために行をする人のことだ。一人ひとりがサット。サンガとはそういう人たちの集まり、交際、交わりをいう。出家をせずに慈悲を大切にする、人に親しみを持つという心を大切にするかのように。50人集まったら50倍の力になる。百人集まったら百倍の力になる。ヨギ・ヨギーニからはとても良いヴァイブレーションが出ている。こういう波動が宇宙からも良い念力が集まってきて、神仏の波動と、われわれから出る良い波動が混同して非常に大きなヴァイブレーションの海ができる。一人一人でやるよりはたくさんの人でやることに意味がある。』

サットサンガはヨガのみならず、テツコ的にはマラソンの時にも通じる。波動のパワーを。一時期マラソンにはまっていた頃、マラソン大会やトレイルランにたくさん参加した。スタートの時のカウントダウン「3、2、1」は自然と声が上がり、みんなでこれから始まるお互いのランを讃えるかのように一斉に走る。全くもって他人なのに会話さえしたことない人なのに、不思議と一緒に走るだけで不思議な一体感があって大好きだった。

テツコには夜、突然電話すると、一緒に走ってくれる男友達がいた。その友達はテツコが「走りたい!」と言うと、「いいよ。」とつきあってくれ、だいたい3キロから5キロくらい週に2・3回走ってくれた。

今思えば、感謝の一言に尽きるが、おそらく私たちはまさにサットサンガだった。だってお互い少しも恋愛感情なかったから、純粋に走りたかっただけ。その後、家が遠くなり、ほとんど走ることもなくなった。テツコ自身もマラソンからヨガへとシフトチェンジした。

今は断然サットサンガ派だ。一人では生まれない、相手への感謝も感じられるから。彼と走っていた若い頃は、大変貴重な思い出だ。ヨガで出会った友達がいて、ヨガでつながる人がいて、これからはたくさんのサットサンガの経験を積み重ねて、50倍100倍のパワーを全身で感じたい。

あなたは一人ヨガ派?それとも、みんな派?

一人ヨガもみんなも大切にしつつ、今日もヨガを続けられることに感謝して。

シャンティー、ナマステ。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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