【ヨガ哲学の名言】3にはパワーがある!

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三角関係は恋愛のチャンス!

「あなたは1人ではなく3人います。あなたが自分だと思っているあなた、他人があなただと思っているあなた、そして、本当のあなたです。」

サイババ

ヨガ哲学には、3があふれている。3つのグナ(サットヴァ・ラジャス・タマス)や三大神(シヴァ神・ビシュヌ神・ブラフマー神)、アーユルヴェーダ(ヴァータ・ピッタ・カファ)、トゥリコーナアーサナ(三角のポーズ)などなど、3にまつわる言葉がとにかく多いのだ。

瞑想中の座禅だって、よく見ると三角形だ。頭を頂点、両膝と尾てい骨を底辺、両手を辺と考えると、立派な三角形である。この三角形の姿勢だからこそ安定し、瞑想に集中することができるのだ。3にはパワーがある。ちなみに、三角のポーズはこちらです!

テツコは三姉妹の末っ子として3の重要性を人一倍感じて生きてきた。長女と次女がけんかをすると、当然三女が仲介役としてバランスを保つ。世界情勢では、一時期、フランスが「バランサー」と言われた時代がある。「NO」と言えない日本とは異なり、アメリカとロシアという両大国に対して、はっきりと意見するフランスの存在は「バランサー」と呼ばれ、そこには説得力と信頼があった。

2つの勢力に対抗する第3の勢力として、3の重要性は増す。3はバランスを保つとともに、勢力均衡の重要な役割を果たしているのだ。三権分立もそうだ。3ってすごい。今放送中のドラマ「いちばんすきな花」では2人組、2がテーマになっているけれど、昔から、三角関係をテーマにした映画やドラマは実に多い。

いや、むしろ、恋愛ドラマのほとんどが三角関係といって良いだろう。人類永遠のテーマなのだろうか。「三角形は安定する」と説明してきたが、恋愛になると途端に不安定になるこの三角関係について、テツコは持論を持っている。3人組には恋愛のチャンスがある。

それは、女子1人に男子2人、あるいは男子1人に女子2人でよく遊んでいる場合、前者は男子2人共その女子が好き、後者は女子2人共その男子が好きというものである。かく言うテツコにもそんな淡い思い出がある。

大学生のころ、男友達2人とテツコの3人で遊ぶことが増えた。そう、あの、恋愛の黄金法則女1人男2人の法則だ。3人共同じ大学だったので、キャンパスで待ち合わせして、ごはんや飲みなど楽しんだなぁ。2人共イケメンで親友で頭も良くて完璧男子たち。テツコは彼ら2人共好きだったから、今でも胸キュンの思い出だ。

ある日、3人の絶妙な勢力均衡が崩れた。一方の彼に、テツコが告白されたのだ。(不甲斐ない話が多いテツコだが、今回は良い話だね。)結局、その彼はお断りしたのであるが、後日聞くと、もう一方の彼も「俺も気になっているんだ。」ってもう一人の彼とケンカになったと言うのだ。まじか!?まさかの竹内まりやの「けんかをやめて」状態。(けんかをやめて知らないよね?)

今思えば、あの20歳の頃が、テツコの女としての最高潮だったのだろう。はぁ(笑)過去っておもしろいよね。

それはそれとして、テツコは別件でも、三角関係を目撃している。テツコの男友達が、この法則に当てはまったのだ。女子1人男子2人の法則で、彼らはよく遊んでいた。そして、テツコの友達はその女の子のことが大好きだった。

しかし、3人で遊んでいる途中から、すでに、彼ではない、もう一人の男とつきあってしまったらしく、めちゃくちゃショックを受けていた。もう一つの例もある。ほらほら、三角関係って、世の中にあふれているのだ。

テツコの女友達が女2人男1人でごはんを食べたり、よく登山をしたりと、よく遊んでいた。すると、その女友達が一人の男性と付き合い、ついに結婚したのだ。サンプル数はこれまた3例だけれど、やはり、この原則は当たった!

今、もしあなたがこのような原則で遊んでいるならば、この後、起こるであろう進展に向けて、心の準備をしておこう!3にはパワーがある、恋愛のチャンスもある!

実は、この三角関係については、敬愛する社会学者の上野千鶴子先生が説明しておられて、三角関係は女性を奪い合い情熱的に想っている構造とは裏腹に、もう一人の男性の存在を極めて意識したホモ・ソーシャルが働いているって説明していた。(解釈合ってるかな。)詳細は、別冊NHK100分de名著フェミニズムをお読みくださいね。

男性ってプライド高いし、みんなが憧れるような良い女をゲットしたいっていう、根底に、男の目を気にしているっていう、世間体の血が流れていて、男同士の絆ありきの、また、自分以外のもう一人の男目線ありきの、その上での恋愛って感じ。

学生時代からずっと、なんじゃないかな。ドラマの「Silent」でも、男性2人と女性一人の関係が不思議だったけど、あんな感じが成り立つのも男ならでは、の感じするなぁ。(偶然にも、生方美久さん脚本のドラマを2つ取り上げることになりました!)

でも、女性だと、友達同士で、もらった、譲ったみたいな感じって、すごく嫌じゃない?!女性って、共通の元カレとかって、友達ではいられなくなる気がするな。女性って、不倫関係の、妻と愛人で奪い合いみたいな構図はあるけど。あとは、学生時代の、お互い好きな人が親友同士でかぶっちゃった的な感じはあるかも!

上野千鶴子先生の言葉を引用すると、

『わたしはときどき考えます。男にとって最も官能的な喜びとは何だろうか、と。おそらくそれは、自分が力を認めたライバルと鍔迫り合いをして、ぐっと踏み込んだ時に、相手から耳元で「おぬし、できるな」とささやかれたときのゾクゾクするような快感ではないでしょうか。それは、女から「愛している」と言われたときなどとは比べ物にはならない喜びだとうと、私はかねがね思っています。』

三角関係は恋愛のチャンスなはずなのに、女性としては、複雑な、純愛ではないのか?という残念な気持ちになってきましたね・・・・。ヨガ哲学に話を戻しますね。

最後に、スワミ・ヴィヴェーカーナンダの言葉に「三角形」が登場する。

『愛は1個の三角形にたとえられる。

三角形の第一の角は「愛は取引を知らない」

第二は「愛は恐れを知らない」

第三は「愛は競争者を知らない」』と。

愛は駆け引きではない、愛は絶対的で揺るがない、愛は人と比べるものではない、そんな大いなる愛の本質について教えてくれる。ようやく、純愛の話に戻った、良かった良かった。

サイババは3という数字をこんな素敵に語る。

「あなたは1人ではなく3人います。あなたが自分だと思っているあなた、他人があなただと思っているあなた、そして、本当のあなたです。」

本当のあなたが、自分らしく生きていますように。本当のあなたが、愛する人と共にいますように。本当のあなたが、幸せでありますように。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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